数ある占いの中でも、とりわけ人気が高いタロット占い。
占いに詳しくない方でも、タロットの名前だけは耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか。
今回はそんなタロット占いについてお話します。
目次
タロット占いとは?
タロット占いとは、「タロット」と呼ばれるカードを使った占いのことです。
もともと、タロットはヨーロッパのカードゲームとして使われていました。
発祥については古代エジプトや古代ユダヤなど様々な説がありますが、はっきりとした起源はわかっていません。
現存している最古のカードは、15世紀ごろイタリアで制作されたものとされています。
そこから15世紀から16世紀にかけてフランスやドイツなどの近隣諸国に広がり、のちに全ヨーロッパに普及しました。
そして現在では、日本をはじめ欧米以外の地域でも親しまれています。
また、歴史の変化とともにさまざまなカードが生まれ、幅広いデザインのカードが出回っています。
タロットの占い方
現在、一般的に占いで用いられるタロットカードの枚数は全部で78枚あります。
さらにその78枚のカードは、22枚の「大アルカナ」と56枚の「小アルカナ」に分けられます。
実際に占う場合、この22枚の「大アルカナ」だけを使って占われることが多いです。
占いたいことを念じながらこれらのカードを決まった手順でシャッフルし、出てきたカードの絵柄によって占いを行います。
これら22枚のカードにはそれぞれ意味が決まっており、カードを引いた時の絵柄の上下の向きによっても意味が異なります。
つまりカードによって全部で44通りの意味があると言えます。
また、タロット占いには独自のカードの並べ方(展開法やスプレッドと呼びます)があります。
この並べ方で出たカードを、置かれた位置や向き、他のカードとの組み合わせなどから複合的に占いの結果を読み解いていきます。
このスプレッドにはたくさんの種類があり、占いたい内容によってもそれぞれ適したものがあります。
タロット占いでは、占いたい相手と向かい合って占うのが一般的ですが、対面の人物に限らず、自分自身のことや気になる異性、家族などの第三者を占うこともできます。
タロットで占えること
タロット占いでは人生・恋愛・仕事・金運など、自身が占いたいことであれば基本的にどんなテーマでも占えます。
よく占われるテーマを以下に挙げると、
- 相性(気になる異性との相性など)
- 人の気持ち(恋人や近しい人がどう考えているか)
- 性格や傾向(自分に向いている職業など)
- 選択・決断(転職・独立すべきか、結婚すべきかなど)
- 運勢・時期(良い人といつ出会えるのか、この先の金運・仕事運など)
などが挙げられます。
特にタロット占いは、人の気持ちや現在から近い未来を占うのに適しているとされています。
ただし、10年後などあまりにも先のことを占うのには向いていません。
また、タロットカードの特性上、テーマを定めない全体運などのぼんやりとした内容を占うこともあまり適していません。
ただし、人の生死にまつわることやギャンブルなどを占うことは良くないとされています。
まとめ
いかがでしたか?
タロット占いは奥が深く、非常に魅力的な占い方法です。
もし気になることや悩みがある場合は、タロット占いを活用してみてはいかがでしょうか。