婚活で相手に求める条件は人さまざまです。
しかし、たくさんの条件がどれも譲れないものだったりどうしても妥協ができなかったりすれば、成婚の可能性は遠のいてゆくでしょう。
今回は婚活で相手に求める条件を考えるためのヒントを男女の違いを踏まえながら紹介してみたいと思います。
目次
女性が男性に求める条件
女性が結婚相手にしたい男性への条件は主に以下になるでしょう。
無理のある点と常識の範囲内を見極めてみましょう。
経済力
婚活女性が35歳までの未婚男性を結婚相手として求めるのならば、よく希望される「年収500万以上」は少々高望みといっても良いでしょう。
そもそも、30~34歳男性の平均年間給与が470万、30~39歳男性で528万となっています。
この層の男性のどれくらいの割合が婚活中で、さらに婚活女性が年収以外で望む条件などを加味すれば、「年収500万円以上」という数字がなぜ成婚の可能性を狭めてしまうのかが分かるのではないでしょうか。
学歴
相手に学歴を求める婚活女性は昔よりは少なくはなっているようです。
おそらく、現代の日本ではたとえ有名大卒や院卒でも高待遇な大企業に勤められる可能性が低くなったからではないかと思います。
それでもたまに学歴にこだわる婚活女性はいるようで、実際運良く高学歴男性と合う機会は作れたのは良いけれど、会話が噛み合わないという残念な結末に終わることもあります。
これはやはり高学歴男性は同じレベルで話ができる高学歴女性を人生の伴侶に選ぶ傾向にあるという説を裏付けています。
容姿
学生時代や若い頃はイケメンが身の回りに少なからずいたし、普通の容姿の男性も多くいたのに「婚活においては、なぜイケメンがいないの?」と考える女性は少なくないようです。
容姿の良さを条件に入れるとかなりマッチする数が少なくなると実感する方も多くいると思われます。
なぜでしょうか?
それは男性の見た目の良し悪しに関しては、若さで補えていた部分が多いのです。
しかし歳を重ねれば悲しいかな、その「普通だった男性」は太ったり髪が薄くなったりして大半は「おじさん」に見えてきたりします。
ということは女性も同じくらい「おばさん」になっているのです。
そう考えると、相手も自分も歳を重ねて変化してしまう「容姿」にこだわるよりも、相手の内面の良さに魅力を見出す方がいいように思えるのではないでしょうか。
職業
結婚相手を探す際の女性が求める条件として仕事、収入面を掲げる方は少なくないでしょう。
特にコロナ禍の不安定な経済状況下において、公務員などの安定した職業や医者、弁護士といった専門職が人気な傾向にあります。
ですが、結婚相手の条件として職業を設定すると、出会いの幅を狭めてしまう可能性が多いのです。
将来の結婚生活において本当にお相手の職業が重要なのか、考えておくと良いでしょう。
家族構成
かつては長男と結婚すると、女性は将来相手の両親の介護をさせられたり、同居を望まれたりして面倒だと言われてきました。
しかし近年では長男だから次男だからと気にする風潮は少なくなってきています。
そのためてっきり長男が義両親の面倒をみると思いきや、次男の方が仲がいいからと次男夫婦に介護をお願いするケースもでてきているようです。
次男だからと安心せずに、義両親に関することについては積極的に話し合っておいたほうが良いでしょう。
少子化の近年は一人っ子の男性も増えているため、条件を「長男以外」に絞ると結婚の可能性を狭めることになりますのでよく考えたほうがよさそうです。
身長
自分よりも身長が低い男性よりも身長が高い男性に惹かれるという女性は多いでしょう。
中には理想の身長を重視するあまり「○○センチ以上でないと嫌」と具体的な数字を上げる女性もいるようです。
しかし具体的な数字を出してしまうとそこに当てはまらない男性は候補から外されてしまい、スムーズな婚活を進めるのが困難になってしまいます。
身長というのは本人の努力ではどうしようもない条件の一つです。
そこを過剰に重視することは相手の男性からみても快く思われないことを理解しておきましょう。
仕事への理解
驚くべきことですが、働いている女性が結婚後に男性から退職を求められるケースは現代でもあるようです。
夫婦間の考えが一致しているのであれば問題はありませんが、夫が妻に家事や育児を強要するのはおかしいことです。
まずは話し合いの場を持って「なぜ自分だけキャリアを諦めないといけないのか」「なぜ仕事を辞めてほしいのか」といった点を話し合ってみましょう。
その上で納得できる理由がなく「家庭に入って欲しい」と言われるのならば、その先にある相手との暮らしを冷静に考えて見る必要があると思います。
男性が女性に求める条件
男性が結婚相手にしたい女性への条件は主にこのような物があると言われます。
容姿
婚活をする中で出会った女性がどんなに素晴らしい内面の持ち主であったとしても、容姿がある程度魅力的でなければ対象外とする男性は多いのではないでしょうか。
こうした男性が求める一定の水準がどのようなレベルを示しているのかというと、かなりの確率で「普通以上の恵まれた容姿」を指していることが少なくありません。
求める容姿のレベルが高ければ高いほど該当する女性の数が絞られてゆくのは当然です。
何よりも、結婚というものがゴールではなく新しいパートナーとの新しい日常のスタートであることを考えれば、容姿という一部分にこだわり過ぎるのは得策ではありません。
結婚相手の容姿を重視することはあくまでも個人の自由ではありますが、相手に求める点は自分もまた求められるという点をしっかりとわきまえておく必要があります。
年齢
男性が婚活をする時に相手の希望年齢を自分よりもはるか年下に設定してしまうというのは、よくある話です。
しかし、時代は変わり実際のところ若すぎる女性を求めてスムーズに成婚にこぎつけるという男性はあまり多くはないのが現状です。
これは、女性の収入が昔に比べて上がったことと、大半の婚活女性が年齢差5歳程度の男性を結婚相手として希望していることに大きな原因があります。
あまりにも年上の男性は残念ながら初めから対象外とされていることが多いのです。
こうした点から、若すぎる女性を希望する男性は一般的に「高望み」と判断されると考えても良いでしょう。
家事能力
婚活男性の中には「結婚したら家事や育児は全て妻に任せたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
こうした条件は、現代社会においてはかなり高望みと言っても良いでしょう。
その理由として、近年は結婚しても働き続けることを前提として婚活をする女性が増えているからです。
少なくとも男性が家事や育児の全てを丸投げしようとしていることを察したら「高望みだな」「この人と結婚したら苦労しそう」と感じる女性が大半です。
現代の婚活においては、家事育児を分担できるかどうかは女性が結婚に適した男性をふるいにかけるためのチェックポイントとなっていると言っても大げさではありません。
趣味
女性の嫌う男性の趣味といえば、代表的なものに「アイドル・アニメ・パチンコ・鉄道や車」などがありますが、共通点としてはどれもお金がかかると見られているようです。
生活を共にするにあたって、家を買ったり出産育児でお金がかかってくるので、婚活している男性はこれらの趣味については見直してみる必要がありそうです。
スポーツ・映画・写真・旅行などの一緒に楽しめるものが女性にとっては好感度が高いといえます。
条件の再検討
婚活をする上で相手に求める譲れない条件の設定はもちろん必要です。
しかし自分に合っていると思える相手がなかなか見つからないこともあるでしょう。
また、たとえ条件に当てはまっていても必ずしも理想の結婚ができるとは限りません。
理想の条件が全て揃っていなくても、絶対に譲れない条件を満たす人がいたら実際に会ってみるのも必要です。
そうすることで案外性格や価値観が合うこともあるかもしれません。
それでも出会えない場合は、自分であげた条件を再検討してみる必要があると思います。
例えば、外見や身長、学歴、年齢など、よく考えた上で自分にとってそれほど重要でなければ条件から外してみることで新たな出会いが期待できる可能性があります。
年齢が離れていても趣味が合う場合もありますし、学歴とは関係なく知識が豊富ない人もいるでしょう。
条件に縛られるあまり、婚活に失敗してしまうこともあります。
メッセージのやりとりやデートを通じて丁寧に相手を知る努力をしてみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今日は、婚活するにあたって設定する条件が高望みにあたるか常識的の範疇になるのかをお話しました。
条件で相手を選ぶことは必要ですが、最終的に結婚は条件でするものではないことを心に留めて、より有意義な婚活ができたら良いですね。