今日の体験談は麻里さん(仮名 35歳)のお話です。
今回は、女性が既婚者で、不倫相手が独身というパターンです。
彼女はどんなきっかけで不倫をし、どうして別れたのでしょうか。
それでははじめましょう。
目次
年上のバツイチ男との出会い
私が不倫をしたのは2年前のことです。
今となっては正直あまり思い出したくないのが本音です。
ただ、自分の人生の中で特別な経験になったのは事実なので、一不倫経験者として、不倫ライブラリーの読者の一人としてお話したいと思います。
当時は、旦那と子供の3人家族でした。
旦那は大手医療機器メーカーに務めるサラリーマンで、私は専業主婦で小学3年生になる子供の世話をしていました。
実際にやってみないと分からないと思いますが、専業主婦はそれなりに大変です。
家事や育児、旦那の面倒を見たりと、肉体的にも精神的にもハードです。
一時は少しノイローゼ気味で病んでいました。
不倫相手になった彼との出会いは、女友達からの紹介でした。
普段から不定期に女子会をしていたのですが、その場のノリで昔の飲み友達の男性を呼んで一緒にカラオケに行ってボーリングで遊ぶことになったのです。
彼はバツイチで私より5歳年上でした。
当時の私は家にいることがストレスで、それを発散すべく女子会に参加していました。
このような事情があり、知り合って2ヶ月ほどであっという間に大人の関係、つまり不倫をしてしまったのです。
正直私は旦那とのセックスに疲れていました。
家事や育児で疲れて気持ちが乗らないのに、旦那は酔って帰ってきては私を求めるという有様でした。
旦那の性欲に付き合っていることに嫌悪感を感じていたのです。
そのタイミングで魔が差したように彼と不倫関係になります。
彼との非日常的な体験
そんな日々を過ごしていた私にとって、旦那以外の男性との出会いは新鮮で刺激的でした。
彼は独身で自由な身だったので、いつも私の都合に合わせてくれましたし、経済的にもかなり余裕のある人だったので、贅沢なデートをたくさんしました。
彼と会う時はいつもシティホテルのグレードの高い部屋で、食事もだいたい予約必須の高級レストランでした。
体の相性もよく、彼は私をいろいろな意味で満たしてくれたのです。
彼は私と不倫している間、ずっと私に尽くしてくれました。
旦那も子供もいる私にとって、彼と過ごした時間は夢のようでした。
ただ、そんな時間はずっと続きはしません。
家に帰ればまるで魔法が解けたかのように現実世界に引き戻されます。
掃除、洗濯、子供の世話、食事の準備など、ルーティーンワークが待っていました。
私は彼との不倫は自分にとってのご褒美と考えていました。
彼と過ごした後はまた家事を頑張ろう、育児を頑張ろう、旦那のケアをしようと元気を取り戻していたのです。
言ってしまえば、私は不倫相手が好きだったのではなく、不倫相手と過ごす時間が好きだったのです。
しかし、彼は違いました。
本気で私を好きになっていたのです。
不倫の終わり
雑な言い方かもしれませんが、結婚なんて縁やタイミングでするものだと思います。
結婚生活が続けば続くほど、相手の嫌な部分や見たくない部分も増えてきます。
それでも旦那は旦那、私の配偶者です。
しかも、子供もいる身で離婚するという考えは全くありませんでした。
自分にとって不倫は火遊びだと割り切っていました。
しかし、彼は私と不倫関係を続けていくうちにどんどん私に対する思いが強くなっていったようです。
「旦那と離婚してほしい。」
「子供の面倒は俺が見る。」
「お金は自由に使っていいし、束縛はしない。だからそばに居てほしい。」
実際に彼はお金にも時間にも余裕のある人でした。
いつも私に尽くして、与え続けてくれました。
しかし、それはいつしか私にとってプレッシャーになってきたのです。
彼は会う度に私と一緒になりたいとだんだん強く求めてくるようになりました。
時には別れ際に私の腕を掴んで離さない時もありました。
彼の言動は次第にエスカレートしてきたのです。
こうなってしまってはこれ以上不倫を続けることはできません。
私は覚悟を決め、彼に別れを告げました。
別れたいと私が伝えた時、彼はうろたえて放心状態になっていたようです。
その時彼は頭の整理ができていなかったのか、何も言い返しませんでした。
私はその日を最後に彼の連絡先を削除し、彼と会うことをやめたのです。
不倫を経験して
私が彼と別れた後、彼から毎日のようにLINEやメールがきましたが、私は無視しました。
もちろん内容も見ずに即削除しました。
私は彼との不倫に未練はありませんでしたし、別れるために覚悟を決めていたのです。
彼がどんなに私のことを愛していようと、私にとっては過去の話。
しかし彼は時には、私の女子会の友達を通してコンタクトを取ろうとする時もあり、私は怖くなってそれ以降女子会に参加しなくなりました。
私にとって不倫は火遊びでした。
彼と過ごした時間は楽しかったし、自分の人生で初めての経験がたくさんできました。
ただ、不倫関係は必ず終わらせようと思っていました。
そして、言い方は悪いかもしれませんが、遊び尽くした後はまたいつもの平凡な生活に戻るんだと覚悟していました。
家に帰れば私には旦那と子供がいます。
離婚はこれまで一度も考えたことはありませんし、これからもそのつもりはありません。
今でも別れを告げた後の不倫相手の行動が忘れられません。
毎日のように連絡がきて、思いを伝えようとし、私に言い寄ってきました。
一歩間違えたら彼はストーカーになりかねませんでした。
あの時は恐怖に怯え、身の危険すら感じました。
もしかしたら、彼が突然私の前に現れるんじゃないかという不安がよぎり、トラウマです。
不倫を割り切れない人は不倫に向いていないと思います。
もし本気になりそうになったら、すぐに別れた方が良いと思っています。
それは自分も相手も同じです。
もしあなたが本気で不倫相手と一緒になろうと思うのであれば、相手が正式に離婚した後に付き合うべきだと思います。
それをしないうちに関係を深めてしまえば、様々なリスクに晒され、自分も相手も不幸になってしまうのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
麻里さんは既婚者で子供もいましたが、ストレスのはけ口として不倫をしました。
不倫には恋愛感情だけではなく、このような一面もあるのです。
彼女は、
「私は不倫相手が好きだったのではなく、不倫相手と過ごす時間が好きだったのです。」
と言います。
彼女にとって不倫は自己満足的な行為だったのでしょう。
不倫が良い悪いの話は置いておいて、もしあなたが不倫をするようなことがあれば、最初から彼女のように割り切った気持ちでゴールを見据えておくことが大切です。
そうすれば不倫にハマってその魔力に飲み込まれるリスクも減らせますし、関係を割り切って楽しめるのではないでしょうか。