不倫のカタチは人によって違うように、その後に迎える結末も人それぞれ違います。
不倫という罪を犯したパートナーと「継続」か「離婚」か、その選択は当事者の意思や不倫の状況によって変わります。
今日お話するのは、複数の女性と不倫をしていた旦那さんと離婚した夏帆さんの体験談です。
それでは見ていきましょう。
目次
夏帆さんの場合
国内の大手航空会社で総合事務職として働く夏帆(かほ)さんは29歳です。
旅行が趣味の彼女は、大学時代にマーケティング会社へインターンシップをした経験を生かして航空会社の企画職として働いています。
篠原涼子さんのようなハッキリとした顔から溢れるかわいい笑顔が印象的です。
現在は結婚して4年目の旦那さんと子どもの3人で暮らしています。
夏帆さんの旦那さんは大手外資系IT企業に勤めている34歳。
都内の某有名大学出身で、職場では営業職としてバリバリ働くいわゆるインテリ男子です。
2人の出会いは、夏帆さんの会社の先輩が企画した合コンがきっかけでした。
旦那さんは職業柄トーク力があり、話もおもしろく、合コン後に何回かデートに行くようになってから付き合うようになりました。
順調に交際は続き、それから2年が経ち2人は結婚へと至ったのです。
順調に続いていたかに思えた結婚生活
今は結婚して4年目になりますが、これまで私たち家族には特にトラブルなどはありませんでした。
結婚してすぐ子どもにも恵まれ、私はできる範囲で仕事を続けながら家事をしていましたし、子どもを出産してからも家事と育児、仕事復帰に向けての準備で毎日は充実していました。
旦那のほうはというと、業種的にも年齢的にもハードになる時期だったので、出産前後は仕事中心の生活でした。
ただ、休日はしっかりと家族と過ごす時間を作ってくれていたので、結婚生活は順調だと思っていました。
でも、約4ヶ月前から旦那の行動が気になるようになりました。
普段、私たち夫婦は共働きなので、週末はともに休みのため家族で出かけることが多いですが、土曜日の午前中だけは旦那は趣味のテニスへ出かけます。
いつもは全力で楽しんでいるようでリフレッシュした様子で帰ってくるのですが、たまに本当にテニスへ行ったの?と思う時があったのです。
旦那の様子におかしなところはなかったのですが、テニス用具を入れているバッグが気になっていました。
特にいつも持ち歩くタオルが気になりました。
テニスほどの運動をすれば必ずと言っていいほど汗はかくと思いますし、現にテニスの後は毎回タオルがびしょびしょになっていたのに、たまにあまり濡れていないタオルを見る時があったのです。
それは、だいたい月に2回位だった気がします。
はじめのほうはあまり動くこともなかったのかな、なんて思っていましたが、ある日の土曜日、そのタオルからいつもとは違う香りが鼻についたのです。
そのとき、私は妙な違和感に襲われました。
旦那の不倫疑惑
どう考えてもいつも使っている柔軟剤の匂いではありません。
しかも、明らかに女性がつけるような香水の匂い。
私の心拍数はどんどん上がっていきました。
「(嘘でしょ?)」
ショックで開いたままの口が塞がらず、何も言葉にすることができませんでした。
すぐに私は旦那の不倫を怪しんだのです。
当然、その日の午後に予定していた家族の予定は、私の体調が優れないということで中止にしました。
その時の旦那は心配をしながらも、私がどういう状況であったかつゆ知らずの状態。
付き合っていた頃から結婚して今まで旦那からはそういった様子は一切ありませんでしたし、どんなに辛くても真面目に仕事に向き合っていた印象が強かったので、不倫なんかするはずないと思っていました。
しかし、そんな疑惑もすぐに確信へと変わりました。
翌週の平日に珍しく旦那が早く帰ってきたので、彼がお風呂に入るときを見計らって彼のスマホを見てみたのです。
たぶん、このままでは私がおかしくなってしまうと自分で思っていたんでしょうね。
旦那のスマホのロック画面には、何やら怪しい見たこともないアプリからの通知とLINEの通知で埋め尽くされていました。
私はドン引きです。
しかし、すべてロックを開かないと中身が見られない設定になっていました。
顔認証は当然できないので、全部で6桁ある暗証番号でトライ。
でも、なかなかしっくりくる番号が思いつきません。
そんなとき、旦那がお風呂から上がってくるようだったので一時中断。
でも、ここまで見てしまった以上、もう後には引けません。
その日の夜、旦那が寝た隙を見計らって、もう一度トライしました。
旦那の誕生日、結婚記念日、子どもの誕生日、どれも試しましたが解除できませんでした。
何回か間違ってしまうと時間が立つまで使えなくなってしまうので、最後の1回は真剣に考えて思いついた番号を入れてみました。
すると、奇跡的にロックを解除することができました。
その番号は家族みんなの誕生日の数字を並べたもの。
私も旦那も子どもも、月と日が1桁なので並べるとちょうど6桁になるのです。
そういえば、旦那はその番号を自宅にあるタブレットのロックにも設定しているのを思い出しました。
スマホを開くことができた驚きとこれから真実を知る不安で、私は冷や汗をかくほど緊張していました。
いざ、通知の来ていたアプリを開くと、それは想像を絶するほどの画面が映し出されていたのです。
特定の女性とのやり取りではなく、かなり多くの女性とメッセージのやり取りをしていました。
「次はいつ会える?」
「オトナの関係は5でどうですか?」
「はやく会いたいー」
など、見たことのない内容ばかりです。
私はショックのあまりスマホをすぐに閉じてしまいました。
世間で言われる「不倫」というものは他人事と思っていた私にとっては、夫が他の女性とイチャイチャしたメッセージをやり取りしていることが衝撃的だったのです。
これ以上は見たくなかったので、私は眠ることにしましたが、当然そのことが気になってしまいその日は全く眠ることができませんでした。
翌朝、いつもどおり仕事へ向かう旦那を見送った後、子どもを保育園に連れていき、その後は一気に寝落ちしてしまいました。
旦那の不倫調査を依頼
それからというもの、旦那の行動が気になって何事も身が入らない状態が続き、それはやがて私生活だけでなく仕事にも影響が出てくるようなり、ストレスが私の中からも外からも蝕んでいくようでした。
このままでは何もかもダメになってしまうと思った私は、「まずは旦那の不倫の事実を確認しよう」、そう決めたのです。
さっそく私は旦那の不倫の証拠を押さえるために、調査することにしました。
しかし、私にできることはスマホを見ることくらいです。
また旦那が寝たタイミングを見て証拠を押さえようと思いましたが、あの画面を見たときの衝撃を思い出してしまい気が引けてしまいました。
しかも、旦那に不倫の調査がバレてしまったら一巻の終わりです。
調査されていることがわかったら、不倫そのものがなかったことにされかねないと不安でした。
そこでとりあえず、ネットで不倫の調査について調べてみたのです。
不倫が流行っているのか、芸能人のネタから一般人の不倫エピソードまで、たくさんの検索結果が私のスマホの画面を埋め尽くしました。
その中で、私と同じような体験をした人の記事が見つかりました。
そこでは不倫調査をするにはプロである探偵に依頼したほうが良いと書かれていたので、気になって探偵について調べてみると、探偵事務所に関する広告がたくさん出てきたのです。
ですが、私自身まだそこまで探偵に依頼したいとまでは思っていませんでしたね。
しかもそもそも探偵自体にあまり良い印象はなかったのと、中には探偵事務所とトラブルがあった人もいて、信頼できる探偵事務所が見つかるか不安でした。
いくつか比較した上で決めたいなと思っていたところ、「探偵さがしのタントくん」に出会ったのです。
タントくんへの問い合わせは無料で、状況に合わせて厳選した探偵事務所を紹介してくれます。
比較した上で決めたいという私の要望とぴったりだったので、すぐにページ内にある無料診断をしてみました。
翌日、診断結果の連絡がタントくんの相談員からありました。
どんな話になるか不安でしたが、私の状況や要望まで一つ一つ親身に聞いてくれて、不安だったことも丁寧に説明してくれたので、とても親切な対応だと感心しました。
それで何回相談しても無料なので、とても気軽に連絡ができそうで安心でした。
はじめに抱いていたイメージとはぜんぜん違うものだったので、探偵事務所探しはタントくんへ依頼することに決めました。
そこで紹介してもらった探偵社A社の見積もりをもらい、料金的に問題がなかったので面談のスケジュールを組んでもらいました。
A社との面談では、タントくんにもらっていた見積もりと合わせて丁寧な料金説明があり、追加料金が発生しない事等の不安箇所も答えてもらっています。
それから契約をして具体的な調査方法や定期連絡の有無、調査結果の報告日時等の細かな確認や説明を受けました。
私の中では特に問題はなかったので、基本的にA社へ任せることにしました。
そして、調査期間は2週間ほど、面談後に早速調査開始です。
旦那の不倫相手は1人だけではなかった
結果からいうと、旦那は不倫していました。
そして、驚くことにそれは特定の相手だけではなかったのです。
20代前半の若い女性から40代の女性まで、計5人の女性と不倫関係を持っていました。
私の旦那はまさかの複数の女性と不倫をするクズ男だったのです。
不倫調査から得られた証拠には、不倫関係にあった女性とホテルや女性の自宅に出入りする写真、顔をほとんど隠した状態でデートをしている様子が残されていました。
その他にも、不倫関係にない女性とも2人で飲みにいく様子もしっかりと残されていました。
これを見たとき、私の中で何かが切れるような気がしたのです。
もちろんショックはありましたが、もはやそれは通り越していましたね。
その日の夜、私はA社からもらった調査結果を机の上にすべて並べて旦那の帰りを待ちました。
そして、疲れた様子で帰ってきた旦那でしたが目の前に並べられた写真を見た途端、土下座をして私にひたすら謝罪してきました。
さらに夫はすべてを自白しました。
不倫相手のうち、5人中4人はいわゆるパパ活アプリで知り合った女性で、40代の女性は会社の同僚で職場不倫でした。
中でも、職場の同僚とは1年以上も前から不倫関係にあったというのです。
その相手も既婚者でした。
「本当にごめん」
「ストレスから欲求不満になってつい」
「すべての女性と関係を絶つから許して欲しい」
気持ちのない言い訳を3時間ほど言われたと思います。
すでに不倫をした以上、私には旦那の言葉が全く響きませんでした。
あんなに好きだった旦那に裏切られ、さらに複数の女性と不倫をしていたクズ男であったことに、私はもはや悲しみを通り越して呆れていたのです。
さらに、近くにいるだけでストレスを感じ、生理的にも旦那を拒絶するほどでした。
そして、旦那の不倫を突き詰めてから私は「離婚」をすることに決めました。
今後の私の人生に不倫したクズ男の存在は必要ありませんでした。
子どもの存在も大きかったと思います。
あんなクズ男と一緒に生活させてはいけない、それも私の離婚への決断をさらに後押ししてくれました。
すぐに離婚届も記入し、引っ越しました。
あっという間でした。
その後
旦那と離婚してすぐの生活は正直不安でしたが、それもすぐに慣れて今は子どもと楽しい生活を送っています。
私自身は仕事も順調で、子どもの将来のために今は頑張っています。
旦那との離婚については、決意してからタントくんと紹介してもらったA社へ相談していたことで、その後の進め方を丁寧に説明してくれたり、弁護士さんなども紹介してもらったりと、アフターフォローまでしっかりしていて非常に助かりました。
旦那はというと、今回の件で職場にもW不倫していたことがバレて解雇されたようです。
私はしっかりと慰謝料を請求して、離婚までにかかったお金や引っ越し費用などを十分にまかなうことができました。
不倫という過ちを犯した人はしっかりと社会的制裁を受けるべきだと思います。
そして、私はプロにお願いしてよかったと思っています。
あのとき誰にも相談できず、勝手な判断で進めていては今の環境はあり得ません。
タントくんで信頼できる探偵社を見つけることができて本当に良かったと思っています。
ありがとうございました。
まとめ
いかがでしたか?
旦那さんの不倫を疑った夏帆さんは調査のプロである探偵に依頼をし、不倫の事実を暴くことに成功しました。
結果的に彼女の旦那さんは不倫をしていました。
それも、複数の幅広い年齢層の女性と不倫をしていたのです。
そして2人は離婚。
彼女は旦那さんから慰謝料をしっかりもらい、旦那さんは会社も解雇されてしまいました。
不倫のきっかけは意外にも身近なところにあり、今や不倫も手軽にできる世の中になっています。
しかし、夏帆さんの旦那さんのように不倫のリスクは計り知れないものです。
不倫をするしないも自由ですが、後悔をしてからでは遅いことを知っておきましょう。