今日は不倫相手が妊娠してしまった時の対処法についてお話します。
「ちゃんと避妊してたのに・・・」
「ほんとに俺の子なの・・・?」
「もしかしたら騙されているのかも・・・」
いきなり不倫相手に妊娠したなんて告白されたら、パニックになって当然でしょう。
「これからどうなっちゃうんだろう」
「どうしていいかわからない」
「誰か助けて」
しかし、慌てて良いことなどありません。
どんな状況であってもまずは冷静に現実を見て最善の判断をしましょう。
これから先のことを心配する前に今目の前にあるやるべきことに集中することが大切です。
目次
ある日突然不倫相手の妊娠が発覚!?
Aさん(男性)は36歳で大手広告代理店の敏腕営業マン。
妻と小学5年生の息子の3人暮らしで、上司や部下からの信頼も厚く、周囲の人間からは家族思いと有名で、理想のお父さんだと尊敬されている存在です。
家でも何不自由なく円満な家庭を築いていました。
しかし、半年前の会社の飲み会をきっかけに、8歳年下の部下のBさんと急接近。
BさんはAさんに仕事の愚痴や相談に乗ってもらい、どんどんお互いのプライベートを知り合う仲にまで発展。
上司と部下という職場の関係を超えてしまいました。
彼女も彼が既婚者であることは知っていましたが、それでも構わないと不倫関係に。
当初は月に2~3回程度の肉体関係だったけれど、最近では毎週のようにラブホに通うことも。
そんなある日、彼女から一通のLINEが。
「あなたの子供、できちゃったかも。」
不倫相手が妊娠してしまったら
不倫に肉体関係はつきもの。
むしろ肉体関係のない不倫などほぼないと言ってもよいでしょう。
不倫相手と楽しく安全にセックスを楽しむためにも、避妊は必須です。
しかし、ごくまれに避妊したつもりでも失敗してしまうこともあります。
「ゴムは付けてたから、そんなはずない」
「絶対俺の子供じゃない」
「子供ができない体のはずなのに」
様々な思いが浮かびますが、まずは彼女の言葉を受け止めなくてはいけません。
まずは冷静になる
ある日突然、不倫相手から「妊娠した」と告げられたらパニックになるのは当然です。
その瞬間どうして妊娠したのかという原因を探してしまいがちです。
家族のことはもちろんこの先一体どうなってしまうのか、相手とどうなるのか、ネガティブなことばかり思い浮かんでくることでしょう。
しかし、慌てたところで事態は変わりません。
まずは冷静になって状況を把握しましょう。
最善の判断をするためにも一つ一つ順序立てて進めていくことが重要です。
この段階で理解するべきは、「不倫相手が妊娠したと言っている」事実です。
病院で診察し、妊娠の事実を確認
不倫相手が妊娠したと言っても、何を根拠にしているのでしょうか?
多くの場合、妊娠検査薬での確認だと思います。
最初は不倫相手の女性も妊娠の自覚がない場合がほとんどです。
徐々に体の異変に気づき、「もしかしたら」とまずは妊娠検査薬でのチェックをするパターンが多いです。
この時点では、精度という観点からも病院で診察してもらうことをおすすめします。
市販の妊娠検査薬の精度では不十分です。
その際には必ず立ち会うこと。
これはとても大事です。
あまり考えたくはありませんが、ネット上では陽性の妊娠検査薬や、妊娠した胎内のエコー写真が販売されているのです。
あなた自身で妊娠の事実を確認する必要があります。
場合によっては、不倫相手があなたに奥さんと離婚させるために嘘をついていることも考えられるのです。
慌てて相手の主張や発言を鵜呑みにしてはいけません。
病院できちんと確認しましょう。
DNA鑑定による事実確認
最近では胎児のDNA鑑定による親子判定も普及しています。
鑑定には10~20万円ほどの費用が発生しますが、不倫相手の妊娠が発覚した早い段階から子どもの父親かどうかを判定できるため、妊娠問題に対して早めに対処することができます。
不倫相手と話し合う
妊娠していることが確認された場合、不倫相手と2人でじっくり話し合いましょう。
話すべきことは、「これからどうするのか」です。
- 出産するか、中絶するか
- 不倫関係を継続するか、終わりにするか
- 出産する場合は子どもを認知するかどうか
- 出産する場合は子どもの養育費をどのように支払っていくか
など。
ここでは本音を隠しても意味がありません。
正直に自分が思っていること、考えていることを伝えましょう。
同時に相手の意見を聞くことも大事です。
不安なのは相手も同じ。
どんな状況であれ、相手への気遣いと配慮は忘れないでください。
また、話を切り出すのはできるだけ早めが良いです。
妊娠した女性の体は日々刻々と出産へ向けて変化していきます。
そして、同時に母体への負担も大きくなってきます。
一日も早く話し合いの場を作りましょう。
女性が取り乱している場合
スムーズに話し合いができれば、一旦はそれで良いかもしれません。
しかし、女性側が妊娠した事実を受け入れられず、冷静さを失ってしまうことがあります。
この場合は、話し合いをしっかりと行うために、女性側のケアを最優先させることが大切です。
どういう選択肢があるのか
不倫相手の妊娠が発覚し、これからどうするのかを話し合う時に、具体的にどのような選択肢があるのでしょうか?
妊娠した体は気長に二人の答えを待ってくれません。
迅速な判断と行動力が求められるのです。
Aさんのケースでは以下の選択肢がありました。
中絶する(費用は?)
Aさんの場合は中絶を選択しました。
Bさんとも納得するまで話し合った結果です。
これに至った経緯は次のとおりです。
- Aさんは、家庭を壊したくないので妻と離婚するつもりはないと既にBさんに伝えていた。
- Bさんは上記の点を理解した上で不倫関係を持った。
- BさんはAさんが既婚者であることを知った上で不倫関係になったため、いずれは別れが来ることを覚悟していた。
- 毎回避妊はしていたので、今回の妊娠は想定外のアクシデントだと認識している。
- 中絶費用はAさんが全額負担。
- AさんとBさんの今後の不倫関係は中絶した後話し合う。
- Bさんのメンタルケアもあるので急に別れたりはしない。
具体的な話になりますが、中絶に関する費用は手術前に行う検査に1~2万円、手術自体で7~15万円ほどかかります。
また、入院する場合は別途費用がかかります。
病院によって費用は異なるので、事前に確認する必要があります。
また、中絶手術を受けられる時期は妊娠22週未満(妊娠21週6日まで)と法律で決められています。
この期間を過ぎてからの中絶手術は、いかなる理由でも認められていません。
中絶を考えている場合はなるべく早い決断が必要なのです。
家庭を捨てて不倫相手と結婚する
AさんとBさんとの不倫関係はあくまでも割り切った関係であり、自分の家族を捨ててBさんと一緒になり子供を生んで育てるという選択肢はAさんにはありませんでした。
もちろんBさんもこれに同意していました。
しかし、この記事を読んでいる人の中には別の選択肢を考えている方がいるかもしれません。
妻子を捨てて不倫相手と再婚し、2人で子供を育てていくことには相当な覚悟が必要です。
この選択肢を選んだ以上、2人は後戻りできない関係になったと心に決めたのであればアリだと思います。
女性が未婚のまま出産する
Bさんは妊娠発覚から気持ちの整理がある程度できており、中絶を決めていたので、未婚のまま出産するという選択肢はありませんでした。
女性が、不倫相手の子供を未婚のまま出産するには、とてつもない覚悟が必要です。
現実的にはお金の問題が一番大きいでしょう。
子供を育てる以上、将来的にたくさんのお金がかかります。
更に、シングルマザーで仕事と育児の両立ができる人はなかなかいません。
生まれたばかりの赤ちゃんにつきっきりになるでしょうし、面倒を見ながら働くというのは現実的に一人では相当困難になると思います。
(ただし、親や友人などの手助けがあればその限りではありません。)
また、制度的には産休や育休はありますが、シングルマザーがこの制度を利用したとしても、本質的な問題は解決しません。
夫婦二人三脚で子供の世話をしても精一杯な家庭が多いのが実情です。
それを1人だけでこなすのは困難を極めるでしょう。
筆者としてはあまりおすすめできません。
まとめ
不倫関係における妊娠。
非常に複雑で難しい問題ですが、二人で納得するまで話し合った後は覚悟を決めましょう。
「妊娠」は命が関わってきます。
周りの人にも影響を与えるかもしれません。
不倫関係にある二人が今後前に進むための最善の方法を考えるのです。
大切なのは現実を受け止めて、相手とよく話し合い現実に向き合うこと。
もちろん感情的になる場合もあると思いますし、限られた時間なので焦る気持ちもわかります。
しかし、時間は前に巻き戻せません。
これから先の人生を後悔しないためにも今目の前にある中で最善の選択をしましょう。