突然ですが、あなたはもしも旦那に不倫されたら許せますか?
「当然許せない」
「許す許さないの前に、不倫自体がいけないこと」
そういった人が多いと思います。
しかし中には子どもやお金のことを考えても離婚するつもりはない、もしくは旦那のことが好きでしょうがない、といった人もいます。
不倫自体は絶対にいけないことですが、許してあげることも一つの手段です。
そこで今日は旦那の不倫を許す方法や注意点などをお話します。
目次
旦那の不倫を許す?
実際に旦那の不倫を許せる人は世の中にどれほどいるのでしょうか。
許す許さない以外にも何かしらの条件をつけたり、一度目は許すという方も中にはいるものです。
そこで、当サイトの読者へアンケートを実施してデータを集計してみました。
(回答者:20~50代の既婚女性100人)
Q. あなたは旦那の不倫を許せる?許せない?
上記の結果から見ても、許せない人は過半数を超えています。
わからないと回答した人も3割近くいますが、これはどうすればよいかわからないためすぐには答えを出せないことを表しているため、旦那の不倫に対してはネガティブな印象を抱えていると言ってもよいでしょう。
一方で許す・条件付きで許すと回答した女性も2割ほど占めています。
これらの回答者の中には、不倫した旦那を許すほど器が広い女性もいれば、不倫した旦那に呆れてどうでもよくなってしまったという女性もいました。
また、わからないと回答した人の中でも、諸々の経緯を経て最終的には旦那を許す可能性もあることから、意外と不倫を許す女性も多いのではないかと予想できます。
これらを踏まえると、一度でも許せない!となってしまってはその後の2人の関係は解消へと向かう可能性が高いでしょう。
しかし、許してあげることで夫婦関係を見直すきっかけになったり、旦那が妻の器の広さに惚れ直したというケースも聞くことがあります。
悪いのはもちろん、不倫をした旦那ですが、そんな旦那でも許すことで修羅場を乗り越えて新しい人生を切り拓くことができる可能性もあると思うのです。
旦那の不倫を許すための準備
とはいえ、旦那が実際に不倫していたと考えると感情的になって冷静でいられることは難しいでしょう。
そこで、どのような準備をすれば落ち着きを取り戻して順序よく進めることができるかを紹介していきます。
事実確認
まずはその不倫が事実かどうかを把握します。
あなたの勝手な思い込みで不倫だと断定してしまっている可能性もあるでしょう。
旦那が不倫=不貞行為をしたという証拠を掴むまで、不倫をしたと断定してはいけません。
※不倫の定義は人それぞれですが、正式な定義は妻以外の女性と行肉体関係を持ったかどうかで決まります。
もし旦那と見知らぬ女性が一緒に歩いていたとしても、それは友人または職場の同僚である可能性も考えられるので、まだ不倫とは断定できません。
ホテルに一緒に入ったところを見た、あるいはホテルで2人で撮った裸の写真を見つけた、などの確実な不倫の証拠を掴むまでは、焦って旦那に問い詰めるようなことがないように注意しましょう。
どう話し合いをするか
旦那の不倫が確定であった場合は、お互い今後どうしたいかについての話し合いは必要です。
そこで考えておくべきことは、どのように話を進めるのか。
どう話を切り出せば良いか、いつ、どこでするのが良いか、そういったことを事前に計画立てておくと良いでしょう。
話し合いで解決したいことは、旦那が今後のことをどのように考えているかですから、旦那の話に耳を傾けられる状況を作ることが大事です。
話し合いの後
話し合いの後のこともしっかりと考えておかなければいけません。
話し合いが無事に終わればそれで問題ないですが、万が一旦那が感情的になり、会話が修羅場になってしまうことも十分考えられます。
そこで「こうなったら、こうする」のような「if~, then~」を考えておきましょう。
そうすることで人は心理的に安心感が得られ、不測の事態でも冷静になることができます。
もう一度考えてみる
最後に、もう一度旦那との関係性について振り出しに戻して考えてみることもおすすめです。
「今後も旦那と夫婦関係を継続していきたいのか?」
「ここで話し合いができたとしても、2人の関係はいい方に変わるのか?」
「自分はどうしたいのか」という視点で考えてみることが重要です。
旦那の不倫を許す方法
話し合いが終わり、旦那を許そうと決意することができたところで、実際に許すためにはどのようなアクションをとればよいかを見てゆきましょう。
更にしっかりと話し合う
許すことは、相手のすべてを受け入れることでもあります。
相手の良くないことも全てです。
そのためには旦那と面と向かってしっかりと話し合うことが大切なのです。
これはとてもツラいことですし、真実を知ることで冷静さを失いパニックになってしまうこともあるでしょう。
しかし、ここできちんとすべてを解決しておくことで、その後も嫌な感情を引きずることなくいられます。
重要なことは旦那の話をとことん聞くことでしょう。
身近な人に話を聞いてもらう
話し合いをするための心の準備をする際や、旦那と話し合いをした後どうしてもツラい場合は周囲に助けを求めて話を聞いてもらうことも大事なことです。
身近な人だからこそ言えることもありますし、あなたのためを思って助けてくれる人もいるでしょう。
感情を吐き出す
許すことを決意したとしても、不倫されたことで負った心の傷をすべて吐き出しておくこともまた大事なことです。
感情を押し殺したままにしてしまうと、いつか溜まったものが一気に吹き出して修羅場を迎える可能性が高まります。
そうならないためにも、吐き出せる時にすべて出しておきましょう。
迷惑にならない程度で叫んでも良いし、感情をありのまま紙に書き出してみるのも良いのです。
スッキリするまで出し切ることが大事です。
不倫しかえす
あまりおすすめはできませんが、「やられたら、やり返す」という方法です。
不倫した旦那に、不倫された側の気持ちを思い知らせることでお互い様にすることができます。
ただし、旦那が猛省していたり、夫婦関係の回復が見られる場合に不倫をしてしまうと、せっかく修復しかけた2人の関係に亀裂が入ってしまう事態にもなりかねませんので注意しましょう。
自分の行動を振り返る
もちろん、不倫をした側が最も悪いのですが、旦那が不倫したのは、不倫をしたくなるような何かしらの理由があなたにもあった可能性があります。
最近冷たくしてしまったかな、旦那の前だからとだらけすぎていたかも、など自分自身の態度や行動を振り返ってみることも大切なことです。
旦那のいい面を思い出す
不倫をされたことで相手の全てが許せなくなるのは当然のことです。
しかし、復縁を決意したのならば旦那の良い面を思い返してみるのはいかがでしょうか。
不倫をしてあなたを傷つけた最低な男であることは確かですが、過去一緒に過した夫婦生活の中で、旦那が優しくしてくれたことは全くなかったと言える人はほとんどいないと思います。
例えば、あなたが体調を崩して臥せってしまった時に、献身的に看病をし、家事もすべてこなしてくれたなどというエピソードもあるでしょう。
仕事で遅くまで残業しているにも関わらず、休日に家族をドライブに連れて行ってくれたなど、家族を楽しませてくれたこともあると思います。
不倫という過ちを犯してあなたの心を傷つけた旦那にもきっと良い面があったはずです。
そんな過去の出来事に焦点を向けて相手の良い面を思い出してみましょう。
そうすることで少しずつ許そうという気持ちが大きくなっていくのではないでしょうか。
気持ちを理解してもらう
不倫をされた悲しみや辛さ、侮辱された気分になったことなど、あなたの辛かった気持ちを旦那にストレートに話してみることも有効です。
「許したいと思っているのに、不倫された辛い記憶が邪魔をして、傷ついた心は一向に癒える気配がない・・。」
こんな思いをひきずっているのならば、この気持を正直に旦那に打ち明けてみましょう。
「あなたのしたことは、わたしの存在を全否定した」
このように自分の気持ちをストレートに伝え、その悲しみを相手に理解してもらうのです。
大半の男性は「察する」という能力を持ち合わせていません。
自分が不倫をしたことで、妻がどれだけ傷ついたか理解できない男性は悲しいかな、少なくはないのです。
しかし、あなたの気持ちをすべて旦那にぶつけ、「辛い思いをさせて本当に申し訳なかった」と心からの謝罪をされれば、「旦那を許そう」という気持ちに1歩近づくことができるのではないでしょうか。
許さなかった場合の未来を考える
「旦那の不倫が発覚するまでは、わたしは平凡ながら幸せな日々を送っていた」と言える人は、こう考えてみて下さい。
旦那が何度も不倫を繰り返していたりDVをしていたならば別ですが、旦那にもう一度チャンスを与えること無く離婚を選んだ場合、自分はこれからどういう道をたどるのだろうと考えてみるのです。
もしあなたが仕事を持っていなかったり貯金がなかった場合は、経済的に苦しくなるのは想像に容易いでしょう。
特に子供がいる場合はより窮地に立たされることになります。
旦那の不倫を許すことで彼が本当に改心するのならば、時間はかかるかもしれまぜんが、また夫婦の絆がもとに戻り幸せな家庭に戻れる可能性は十分にあるのです。
許すことを一旦やめてみる
旦那を許すことを決めても、「何が何でも全てを許そう」と強く思わないようにしましょう。
いくら「許そう」と決めたとしても、不倫されたことによって傷ついたあなたの心はなかなかそれについていくことはできないでしょう。
固く決意を固めても、心の傷がその瞬間になくなることはまずありません。
それどころか、「元の仲の良い夫婦に戻るために、旦那の不倫を早く許さなければいけない」と考えれば考えるほど自分を追い詰めることとなり、かえってストレスを貯め、その影響は旦那への態度に表れてしまうこともあるのです。
結果、お互いそれに耐えることができなくなり、より酷い深みにはまってしまうことも。
ですので気持ちがついて行かないのであれば、焦ることなく「あなたを許したいけれど、今のわたしの心はまだあなたを許す準備ができていない」と正直に伝え、一旦許すことを中断してみましょう。
旦那もあなたとやり直す気持ちがあるのであれば、「今は許すことができないのだろうけれど、自分が心から謝罪をし、反省をすればいつか許してくれるかもしれない」と、いままでよりもあなたを大事に扱ってくれるかもしれません。
こうしてお互い同じ気持ちを持った上で時間がすぎることにより、平静な気持ちを取り戻すことができるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今日は不倫した旦那を許す方法をご紹介しました。
不倫することは当然いけないことですが、それを乗り越えた先にある人生に目を向けてみることも時には大切なことです。
離婚という選択が最善の人もいれば、家族のこともトータル的に考えて再構築を選択する人もいるように、幸せのカタチは人それぞれなのです。
あなたにとって「何が幸せなのか」を考えるきっかけになれば幸いです。