「旦那が不倫をしているみたい」
「不倫の証拠を押さえて慰謝料を請求したい」
「不倫の証拠を押さえて旦那と離婚したい」
もし、配偶者が不倫をしていることが発覚したら、離婚するにせよ、慰謝料を請求するにせよ、客観的な証拠がないことには始まりません。
パートナーの不倫に対し、感情的になるのは当然です。
しかし、不倫を証明する証拠を押さえない限り、その感情は行き場を失ってしまいます。
今日はズバリ「不倫の証拠」についてお話します。
目次
不倫の証拠

不倫は法的には不貞行為と言います。
具体的に言うと、
「配偶者以外の異性と肉体関係をもつこと」
です。
これを証明するものが不倫の証拠となります。
また、不倫を証明する証拠は一つだけでは不十分です。
複数の証拠を組み合わせることがより有力な証拠となります。
それでは早速不倫の証拠について見ていきましょう。
ラブホテルへの出入り写真
不倫の証拠の中でも特に重要なものがラブホテルへの出入り写真です。
これは二人同時に出入りしているものが有効です。
また、一度だけの写真ではなく、複数回出入りしている写真がさらに不倫の証明を確固たるものにします。
また、ラブホテルの滞在時間は40分以上が一つの目安となります。
どういうことかと言うと、不倫している二人がラブホテル内で肉体関係を持ったであろう時間が重要なのです。
例えば、ラブホテルに入って10分もしないうちに出てきたらそれは肉体関係を持ったとは考えにくいです。
しかし、ラブホテルの滞在時間が40分程度あれば、セックスをするには十分な時間があったと推定されるのです。
ラブホテルへの出入り写真は探偵の得意とする分野でもあります。
もちろん自力で撮影することも可能ですが、証拠として有効な写真を撮影するためにはこういったプロに相談するのも一つの選択肢です。
不倫相手の自宅への出入り写真
不倫相手の自宅への出入り写真もラブホテルと同様に有力な証拠になります。
また、これも複数回出入りしている事、肉体関係を持ったであろう十分な時間滞在していることがポイントになります。
ハメ撮り写真
不倫相手とのいわゆる「ハメ撮り」写真は不倫の証拠として有効です。
ここでポイントになるのは、
・二人の顔が写っていること
・服を身につけていないこと(裸であること)
です。
あくまでもこれらの写真が二人が肉体関係を持ったと想定されることが重要です。
なお、局部のみが写っている写真は当事者だと判定することが困難なため、証拠としては認められにくいので注意してください。
不倫相手と会う予定が書いてあるメモ、手帳
不倫相手と会う予定が手帳やメモに残っているものは不倫の証拠になります。
最近では手帳やメモのような紙だけではなく、GoogleカレンダーなどのWEBサービスに残っている場合もあります。
この場合は画面のキャプチャなどを撮影しておきましょう。
レシートや領収書
不倫相手と会った時のレシートや領収書は、不倫の証拠の一つにはなりますが、これだけでは不十分な場合が多いです。
ラブホテルのレシートが見つかったとしてもそれだけでは不貞行為を証明することは困難です。
また、ラブホテルのメンバーズカードやポイントカードも同様です。
あくまでもおまけ程度に考えましょう。
なお、レストランやカラオケ、シティホテルの領収書は、ほとんど証拠としては認められません。
旅行の写真
不倫相手との旅行写真は不倫の証拠になる場合があります。
特に、遠出の旅行は有効です。
なぜかと言うと、遠出の旅行は宿泊を証明しやすく、肉体関係を持ったと推定されやすいからです。
日帰り旅行ではただのお出かけとみなされる場合も多く、不貞行為に及んだことを証明しにくいのです。
不倫を認める録音や書面
本人が不倫を認めた場合、その音声や書面が不倫の証拠となります。
その内容は具体的であればあるほど有効です。
反省や謝罪だけでなく、いつ、どこで、誰と、何をしたのか、これらが含まれていることがポイントです。
いわゆる供述調書のようなものですが、本人が自白していれば不貞行為は証明しやすくなります。
メールやLINEの履歴
メールやLINEの履歴は不倫の証拠として有効なのかという質問は非常に多いです。
実際の所、回答としては「ケースバイケース」になります。
例えば、不倫相手とイチャイチャしている会話や日常会話は証拠にはなりません。
証拠として有効になるのは、宿泊やセックスの話題など、不貞行為を推定させるものになります。
不倫相手と会話しているからと言ってそれが不倫していることにはなりません。
これらはつい感情的になってしまい、不倫の証拠だと勘違いしてしまいがちですが、客観的な視点で判断することを意識しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
不倫の証拠とは、「配偶者以外の異性との肉体関係を証明するもの」であり、それを推測できるものである必要があります。
これらの証拠を上手に組み合わせることによって、不倫の事実を明らかにすることが可能です。
逆に言うと、これが推測できないものに関しては不倫を証明することが難しいのです。
離婚や慰謝料請求などを検討している人は、探偵事務所や弁護士などの専門家に相談することで解決への近道を知ることができます。
個人的にはまず、これらの人たちに相談し、自分でできること、できないことを切り分けてからどうするのがベストなのかを考えると良いと思います。