「デートはいい感じだし、そろそろ告白されるかな~と期待していたのに、なかなかその先に進展しない・・・」
「親密な空気感に思わせぶりな発言など、どうみたって脈ありっぽいのに、決定打がないのはなぜ?」
残念なことですが、女性がきちんと付き合ってると思っている場合であっても、状況によってはキープ扱いされていることがあります。
キープしてくる男性にモヤモヤしながら恋愛している女性は案外たくさんいるのです。
そもそも恋愛で言うところのキープとは、どういう関係のことをいうのでしょうか?
それは
本命の彼女がいるのに、2番目や3番目の彼女をつくる
もしくは
好意を示してきた女性を、本命にせずに付き合う
という関係のことを指します。
今日は、男性がキープする理由についてお話します。
目次
なぜ男性はキープをするの?
では早速、なぜ男性がキープするのかについて検証していきましょう。
自分を好きでいてほしい
魅力的な異性から告白されたら、たとえ自分は相手のことが好きではなくても、すぐに断われずに迷う場合があると思います。
キープする心理についても、こんな状況がきっかけになるケースもあるのです。
より多くの異性にモテたい気持ちは男女問わず誰にでもあるもの。
しかし、この思いが人一倍強い人は、自分を好きだと言ってくれる異性に対して曖昧な態度をとり、キープの関係にしておく可能性が高いのです。
一人でも自分を好きでいてくれる異性がいるとわかると、優越感を覚える人は多いもの。
優しくしてくれたり、自分を特別扱いしてくれる異性は特別な存在となります。
しかしキープする心理が働く男性は、ここで欲張ってしまうのです。
モテることを自慢したい
周囲にモテ自慢をしたいという心理です。
そもそも男性には、一般的に「他の男よりも優位に立ちたい」と考える傾向があります。
落とした女性の人数、女性との経験人数、自分に好意を寄せてくれる女性が複数いることなどは、男性が同性相手に優位性を示すことのできる代表例です。
そんな男性たちは「彼女がいるのにモテる俺」「たくさんの女性に求められる俺」を周囲に自慢することで、自己肯定感を高めようとするのです。
特に、モテなかった期間が長い男性、モテ自慢をしたい気持ちを強く抱く男性ほど、キープできる女性が見つかったときに自信がみなぎってしまうのです。
様子を見ている
キープするつもりはなくても、曖昧な関係のまま月日が経つ場合があります。
相手の自分への気持ちがはっきりとしないので告白する勇気が出ないというのがそのケースのひとつと言えます。
相手が確実にOKしてくれるのならばお付き合いしたいと思っても、人の気持ちは分からないもの。
「振られたらまた恋をすればいい」と思える人なら、少しでも好意を持った異性に対して軽い気持ちで告白できるものですが、このタイプは違います。
特に、過去の恋愛で傷ついた経験がある人は、とても慎重になってしまいます。
注意したいのは、このタイプはキープする心理が働くことが少ない分、お付き合いしている人がいても他の異性に目移りすることが多々あるということです。
相手の気持ちを考えない
女性であれば誰しもが、相手に好意を持ったら告白する、友人として好きな場合はある程度の距離感を保つ等、そんな常識的な行動ができる男性を理想としていると思います。
しかしキープする心理が働く人はこのような常識を重要視していません。
自分がしたいように行動するので、周囲の人を傷つけてしまうことが多いのです。
自己中心的な態度が目立つ人は、恋愛面でも相手を思いやる姿勢がありません。
しかし大人として社会で生きててゆくには常識的な配慮が求められます。
他人に迷惑をかけない、あるいは思いやりを持って人と接し、穏やかな環境づくりをする必要があります。
これを意識した行動をとらないのが常識を気にしないタイプの人です。
こういう人と身近に接していて、自分はキープされているかも…と感じてしまう場合は、冷静な態度で接してみましょう。
相手に流されずに大人の対応をするよう心がけてください。
寂しさを紛らわせたい
恋人がいないことに寂しさを感じる男性は、毎日のように異性の存在が欲しいと考えます。
しかし一人だけを愛せる自信がない、恋人にするのはプレッシャーを感じるというタイプは、あえてキープして中途半端な関係を維持する傾向にあります。
一人で過ごす時間が長いと誰でも寂しい気持ちになるものです。
しかしたとえ仲のよい友人がいたとしても、異性として意識する相手と接するとまた違う安心感を感じることができます。
恋人にはせずにキープする心理になるのも、自分の寂しさを埋めてほしいからこそで、相手については都合のよい女性としか思っていないのです。
普通、相手に対する特別な想いがあるのなら、きちんと責任感を持って交際を申し込むことが必要になります。
これができずに、ただ寂しさを紛らわせたくて女性をキープする男性は、異性とはなかなか真剣交際はできないでしょう。
面倒だから
普通、関心を持っていない相手とは、あまり関わりを持ちたくないと思います。
そんな相手から告白されたとしても、断ることすら面倒に感じてしまうものです。
告白に対して相手を傷つけないようにきちんと返事をすることは、思いの外労力と時間を費やしてしまいます。
しかし、こんな状況を避け続けていて結果的にキープする心理が働いてしまうケースもあるのです。
好きな人に告白するのは勇気が要りますが、逆に断る側としても今後の付き合い方について悩みますし、現在の関係性次第では完全にやりとりを絶つこともできません。
これからも仕事などで付き合っていかなければならない関係だと、いつまでも気まずい状態でいるわけにはいかないもの。
ストレートに断ると、今まで通りの穏やかな関係性は維持できない可能性が出てくるので、あえて答えを出さないのです。
こんな状況が「キープ」を作り出してしまうことがあるのです。
都合がいいから
女性をキープする男性には、相手のことを都合のいい存在だと思っている可能性があります。
下記のように男性側にとって都合がいい事情があれば、キープしたい心理が生まれます。
- セックスさせてくれる
- 呼び出したらすぐ会いにきてくれる
- 欲しいものは何でも買ってくれる
- 家事をやってくれる
これらすべてを望む非情な男性はそう多くはありませんが、「都合よく利用できる女性」と判断されてしまえば、恋愛感情がない女性でも近くに置いてキープしたくなるのです。
本命と別れたときのための保険
本命の女性と別れたときの保険をかけておきたくて、女性をキープする男性もいます。
意外と思われるかもしれませんが、失恋の傷を女性で癒す男性は少なくありません。
「もうすぐフラれるかも」と本命女性からの別れの予感に怯える男性は、保険としてキープした女性を安心材料にするのです。
女性側としては心外ではありますが、失恋のショックから立ち直る自信がない男性や、次の相手を新たに探すのが面倒だと考える男性は、もしものときに備えて女性をキープするのです。
まとめ
キープする心理になるのは、独自のルールを重要視しているためだったり、相手とこれからも一緒にいるためだったりします。
しかし女性からすれば、どのようなケースにしても、男性の都合で振り回されていることに変わりはありません。
キープする心理の人が近くにいるのであれば、こちらの気持ちをなるべくストレートに伝えて、嫌だと思うことはやめてもらうようにしたいですね。