不倫経験者はいざ振り返ってみると後悔することが多いです。
最初は「やってみないと分からない」「未来など誰にも予想できない」など、向こう見ずな勢いで不倫を始める人が多いのですが、実際に経験した感想を聞いてみると、後悔しているという話をよく耳にします。
今日は不倫で後悔した体験談をお話します。
目次
菜々子さん(仮名)の場合
奈々子さん(仮名)は31歳の独身彼氏なし、大手飲料メーカー勤務のOLです。
前の彼と別れてから1年半ほど経過し、そろそろ次の出会いを求めているところでした。
そんな彼女の元に職場の同僚から合コンのお誘いがきました。
アラサー女子の合コンです。
奈々子さんはここ最近、会社と自宅を往復する毎日だったので、気分転換にちょうどよいと思い喜んで参加することにしました。
この合コンが彼女の不倫のきっかけとなったのです。
合コンから始まった不倫関係
合コンの日がやってきました。
場所はおしゃれな個室居酒屋です。
料理はどれもインスタ映えするような見栄えの良いものばかりで、かなり女子ウケを狙っているようですが、美味しくて居心地の良いお店でした。
肝心の合コンの相手は、職場の同僚の飲み友達です。
年齢は30~35で男女それぞれ5対5でした。
男性陣は弁護士、建築士、IT企業の会社員など、それなりに社会地位の高い人ばかりでしたが、みんな気さくでワイワイ盛り上がりました。
奈々子さんはその中の一人、智也さん(仮名)と仲良くなりました。
彼は大手外資系企業で働く33歳のビジネスマンです。
合コン自体あまり経験がないようで、結構緊張気味でしたが、お酒が進むにつれ徐々にリラックスし、会話が弾んでいきました。
智也さんは聞き上手な性格で、奈々子さんの話を真剣に聞いてくれました。
仕事の相談をすると、とても丁寧なアドバイスをしてくれました。
そんな彼に魅力を感じ、奈々子さんは彼にアプローチをします。
しかし、彼には妻と子供がいたのです。
合コンには友人に半ば強引に誘われたようです。
奈々子さんは、智也さんが既婚者であることを知っても、家族から彼を奪おうとは思っていませんでした。
純粋に好意を抱いており、もっと深い関係になりたいと思ったのです。
奈々子さんは既婚者の智也さんに対し、逆ナンのような形でアプローチしたのです。
智也さんも奈々子さんの好意に対し、悪い気はしなかったので、勢いにまかせて不倫関係になりました。
急に歯車が狂いだした二人の不倫関係
その後、菜々子さんと智也さんは月に1度のペースで会っていました。
二人はいつも平日の仕事帰りに2時間ほどラブホテルに行き、熱い時間を過ごしました。
お互い不倫関係と割り切り、その瞬間を楽しむことに集中していたため、将来については何も考えていませんでした。
そして、ある日、二人の関係に変化が訪れました。
不倫関係が始まってから1年ほど経過し、いつものように菜々子さんと智也さんはラブホテルで濃密な時間を過ごした後、彼女が、
「私、あなたの子供を妊娠したみたい。」
と言いました。
智也さんは驚きのあまり、言葉を失いました。
二人はいつも必ず避妊していました。
奈々子さんは生理のサイクルが安定していたのですが、ここ2ヶ月ほど生理が来ない状態が続いており、具合もすぐれなかったので、もしやと思い産婦人科で検査をしたのです。
そして、医師には、
「妊娠していますよ。」
と言われたのです。
奈々子さんは病院の帰りにパニックになり、道端で泣き出してしまいました。
奈々子さんのその後
奈々子さんは智也さんに妊娠の事実を伝えた後、よく話し合ってお腹の中の赤ちゃんを堕ろすことに決めました。
奈々子さんには生まれてくる子供の将来への不安があり、育てていく自身と覚悟がなかったのです。
堕胎にかかる費用はすべて智也さんが出しました。
そして、手術の当日がやってきました。
智也さんは奈々子さんの堕胎手術に立ち会いましたが、二人共もちろん笑顔はなく、ほとんど会話はありませんでした。
その後、無事に手術は終わりましたが、奈々子さんはただただ涙を流し続けていました。
そして、子供を堕ろした後、菜々子さんと智也さんは互いに別れを告げました。
奈々子さんに残されたのは、不倫相手の子供を妊娠し、堕ろしたという悲しみと後悔だけでした。
まとめ
いかがでしたか?
不倫にセックスはつきものです。
しかし、どれだけ避妊していたとしても、意図せず妊娠してしまう場合もあります。
不倫にはこのようなリスクもあるということを覚えておいてください。
そして、そのリスクを受け入れる覚悟を持った上で、不倫をするべきなのです。