【体験談】不倫で全てを失った主婦

不倫が原因で離婚をする夫婦はたくさんいます。

もちろん本人達は離婚という決断を軽く考えているわけではありません。
それなりの根拠があった上での強い意志、覚悟を決めた上での決断です。

しかしながら、それでもなお離婚を後悔する人があとを絶ちません。

今日は不倫が原因で離婚をし、後悔した人の体験談をお話します。

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目次

サトミさんの場合

サトミさんが不倫したきっかけ

サトミさん(仮名)は42歳の専業主婦。
旦那のノブアキさん(仮名)は45歳の大手上場企業サラリーマンです。
二人には小学生になる息子がいます。

ノブアキさんは非常に真面目で仕事もバリバリこなします。
3年前に念願のマイホームを購入したということもあり、これまで以上に高いモチベーションで働く毎日です。

サトミさんは、そんなノブアキさんを専業主婦として支えています。

家事はもちろん、週末にはノブアキさんの日頃の疲れを癒やすべく、彼女が運転して温泉に連れて行くのが近頃のルーティーンとなっています。

小学生の息子もそこまで手がかからなくなり、子育ても少し落ち着いてきています。

サトミさんは、息子が小学生になるまで共働きをしていました。
家の近くにある、食品メーカーの会社での経理事務の仕事です。

サトミさんはその会社の上司に好かれており、しばしばランチなど食事に誘われることがありました
好かれていると言っても恋愛感情ではなく、普通の上司と部下という仕事上の関係です。

仕事上の付き合いということで特に深く考えることなく誘いを受けていました。

サトミさんは息子が小学校に入学するタイミングで退社しましたが、その後もその上司から何度かやり取りをしています。

そしてある日、食事に誘われたのです。

上司にも家庭があります。
サトミさんは退職した身です。

会社を辞めてからは、その上司との付き合いは考えていませんでした。
しかしサトミさんは、その時の気分でご飯ぐらいいいだろうとその誘いを受け入れました。

サトミさんは専業主婦です。
朝、旦那と息子を送り出したら夕方までは一人きりです。

その上司とはランチタイムに会うことになりました。
もちろん旦那には秘密で。

久しぶりの再会ということもあり、会話も弾み、二人は楽しい時間を過ごしました。
食後にコーヒーを飲みながらお互いの近況報告をしつつ、また近い内に会うことになりました。

サトミさんは旦那以外の男性とまともに話したのは久しぶりだったため、最初は緊張していましたが、最終的にはとても充実した時間を過ごすことができました。

この時サトミさんは、今まで感じたことのない新鮮な感覚を覚えました。

ノブアキさんはとても真面目で、自分にはもったいないくらいの素晴らしい夫だと思っています。

しかし、正直なところ、その真面目さがゆえに時々物足りなさを感じることがありました。

そんな彼女にとって、気さくに楽しい時間を過ごせる元上司との再会は非常に心地よいものでした。

その後も何度かランチを共にするにつれ、どんどん二人の関係は親密になっていきました。
そして半年ほど経過。

ある日の、いつものようにランチを済ませた別れ際、彼がそっとサトミさんを抱きしめたのです。

「お互い家庭はあるけど、二人で一緒にいる時は忘れよう。」

サトミさんは思わず頷いてしまいます。

そして二人は手をつなぎ、ホテルへと向かいました。
その突然の出来事から二人の不倫関係が始まったのです。

この日から二人の関係はW不倫に発展しました。

それ以降会う時は、レストランでランチではなく、直接ホテルで過ごすようになりました。

ペースとしては月に3回ほど。
サトミさんは朝、息子さんとノブアキさんを見送った後、夕方まで元上司と濃密な時間を過ごすのでした。

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不倫という名の幻想

不倫という名の幻想

平凡な毎日を過ごしていたサトミさんは、不倫の関係を始めてからは刺激的な毎日を受け、とても満たされていました。

実は、サトミさんはノブアキさんとは息子が生まれてからは半年に一度くらいしかセックスしていませんでした。

そのような状況もあったので、サトミさんにとって元上司との不倫は、心の隙間を埋めてくれる非常に有意義な体験だったのです。

サトミさんには息子とノブアキさんに対し後ろめたさはありました。

しかし、元上司の「二人で一緒にいる時は家族のことを忘れよう」という言葉の後押しもあり、割り切って不倫関係を楽しんでいたのです。

このような関係を繰り返すうちに、サトミさんに気持ちの変化が現れます。
当初は元上司とは旦那と息子がいない時だけでした。

しかし、不倫を続けていくうちに、もっと一緒にいたいという気持ちが強くなっていったのです。
それに対し、彼もそれを感じ取り、同じ気持ちになっていきました。

そして不倫関係が始まってから1年半ほどの月日が経過・・。

日に日に元上司に対する思いが強くなってきています。
元上司もいつか一緒になりたいと思うようになりました。

そして1年と8ヶ月が経過し、いつものようにホテルで一緒にいる時に元上司が、

「俺は覚悟を決めたよ。近い内に妻とは離婚する。そうしたら一緒に二人で暮らそう」

と言ってきました。
サトミさんは、

「私もあなたと一緒になりたい。」

と返しました。

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夫との離婚

元上司の離婚宣言から3ヶ月が経過しました。

サトミさんはその時からずっと悩み続けていました。
しかし、彼女はついに覚悟を決めたのです。

サトミさんはノブアキさんがいつものように帰宅すると、

「ちょっと大事な話があるんだけど。」

と声をかけました。
ノブアキさんは特に変わった様子もなく、

「どうしたの?」

と返しました。

「離婚しよう。」

ノブアキさんは絶句しました。

「・・・。どうして?」

「好きな人ができたの。」

サトミさんはうつむきながら答えました。

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行き着く先

不倫の行き着く果て

その後2ヶ月ほど経過し、サトミさんとノブアキさんは離婚しました。

ノブアキさんはなんとか引き留めようとしましたが、サトミさんの意志は固く、離婚するという決断は曲げませんでした。

親権はノブアキさんが持つことになりました。
慰謝料は勿論ありません。

サトミさんはノブアキさんと息子に別れを告げたのです。

サトミさんはその後も、元上司と会い続けていました。
しかし、元上司の方は一向に妻とは離婚しようとしません。

「いつ奥さんと別れるの?」
「もう少しの辛抱だから我慢してほしい」
「信じてるからね。」

そのような会話が何ヶ月も続きました。
そしてある日、いつものようにホテルで合流した時、彼が言いました。

元上司:「実は、サトミの旦那さんから弁護士を通して慰謝料請求がきたんだ。」

サトミさん:「えっ・・・」

元上司:「妻にもそれがバレて今大変なことになってる。」

サトミさん:「これからどうなっちゃうの・・・?」

元上司:「俺も今いっぱいいっぱいなんだ。どうしていいかわからないよ。」

サトミさんの元夫のノブアキさんは、今回の離婚を不審に思い、サトミさんの知らないところで探偵を使って調査していたのでした。

そして、証拠を押さえてから弁護士を通し、彼に連絡を入れたというわけです。

最初は白を切ったものの、サトミさんとホテルに出入りする写真を突きつけられ、不倫を認めてしまったのです。

更に不倫の事実を妻にだけでなく、職場にも知れ渡ることになり、職を失ってしまいました。

元夫からの慰謝料請求の事実が発覚してから、サトミさんは何度も元上司に連絡を取りましたが、一切返事はありません。

そして2ヶ月ほど経過したある日、元上司から一通のLINEがきました。

「もうサトミとは会えない。何もかも失ってしまった。ごめん。さようなら。」

サトミさんは涙が止まりませんでした。
彼女は、旦那と子供、更に不倫相手も何もかもすべて失ってしまったのです。

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サトミさんのその後


サトミさんは元上司との不倫がバレた後、元旦那であるノブアキさんから一通のLINEを受けます。

そこには一文だけ、

「俺と息子はお前のことを絶対に許さない。」

もうそれに返事をする気力はありません。

サトミさんは不倫がバレてから精神的に参ってしまい、うつ病になってしまいました。

彼女は現在、生活保護を受けながら細々と生活しています。

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まとめ

いかがでしたか?

不倫とは非常に残酷なものです。
不倫が原因での離婚は、いろいろな意味で後悔することが多いのです。

不倫は数多くのものを奪い、傷つけます。

離婚という判断が、この先どのような未来をもたらすのか、今一度考え直す必要があります。

一度離婚という決断をしてしまえば、容易には引き返せません。

あなたがサトミさんと同じ立場に立たされていたとしても、決して離婚という決断を軽々しく下してはいけません。

後悔しないためにもじっくり考えてみましょう。

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